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1. あなたはもう9ヶ月以上もバンベルク、そしてTREFF・PUNKT(トレフ・プンクト)にいますが、バンベルクに来た当時、既にドイツ語はできましたか? 正直なところできたとは言い難いです。僕は日本の大学で既に3年間ドイツ語の学習をしたのですが、サークル等が忙しくあまり勉強しなかったのでほとんど身についていませんでした。そのため3月10日にドイツに来たとき、そして16日のTREFF・PUNKTでの授業開始日にはほとんどドイツ語で会話はできませんでした。 2. 以前にもドイツに来たことはありますか?それとも今回が初めてのドイツですか? 2年前に既にドイツを旅行したことがあります。色々なところを周りバンベルクにも2日間滞在しました。僕はバンベルクがとても気に入り、Schlenkerla(シュレンケラ)のあの特殊なRauchbier(ラオホビール)が好きになりました。 今回僕は日本にいるときからしっかりと準備をしてきました。僕は日本でサンバの演奏をするのですが、インターネットでバンベルクのサンバチームを検索しておいたことで、ドイツに来てすぐメールを送り練習に参加することができました。彼らはドイツ語ができない僕をとても親切に迎えてくれたので、そのチームに入ることを決めました。それから僕は更にもうひとつ別のチームにも入り、この2つのチームの一員としてドイツの街々、オーストリア、スイスなどに行き、そこで演奏をするという貴重な体験をすることができました。 3. バンベルクでのドイツ語コースにどのような期待を持っていましたか? 仲の良い大学の友達が去年の12月からTREFF・PUNKTに通っていたので、僕は彼から色々と話を聞くことができました。そして実際に自分も来て授業を受けてみたら、期待通りだったと感じました。 4. ドイツに来て一番大変だったことは何ですか?それは学校、生活、路上での出来事、それともホームシックですか? 僕が思うに、一般的に日本人にとって普段の会話の中でドイツ人や他のヨーロッパ人に対して少し苦労することがあると思います。ドイツ人は日本人に比べとてもはっきりと物事や自分の考えを言います。日本人はそれに対し比較的謙虚であまりノーと言えず、笑ってごまかしてしまうことも多いと思います。そのためドイツ人、もっと言えばヨーロッパ人は僕たちからするとどこか強すぎる印象だったり少し恐く見えてしまうことがあります。でもこれはしばらくすればうまく慣れることができます。 しかしこんなに長くドイツにいてドイツ人のメンタリティーを少なからず理解してきた僕にも、まだなんとも落ち着かないことがあります。例えば、僕がある日スープを数日分鍋の中に作り置きしておいたときのことです。同居人の一人が「他の人が鍋使えなくなっちゃうからパックに入れて冷蔵庫に保管して!」と言いました。そのことをあまりにもはっきり言われるの自体にも少し驚きましたが問題はその後で、僕は申し訳ないと思いすかさず謝ったのですが彼女は反応しませんでした。日本人の感覚からすると相手が謝ったら「大丈夫」とか「気にしないで」といったフォローの言葉を返すのが当然な気がしてしまい、無反応だった彼女に対して「怒ってるの?」なんて思ってしまいなんとも気まずかったです。 5. ドイツやドイツ人に対して、思っていたのと違ったことはありましたか? 2年前に初めてドイツに来る以前は違うイメージを持っていました。というよりほとんど知識がなく、せいぜい有名なキーワードであるソーセージ、ビール、クリスマスマーケットや世界史で出てくるような歴史くらいしか思い浮かびませんでした。 しかし旅行やこの留学を経て、今はよりはっきりしたイメージを持っています。 6. 長期にわたるドイツ語コースの動機は何でしたか? いくら集中的に外国語を学ぼうとしてもそれが短期だったら上達もわずかしかできません。実際日本にいるときはドイツ語が大学での必修科目だったせいか、ドイツ語の勉強が嫌いでした。しかしドイツという国や文化にはとても興味がありました。そして2年前にドイツを旅行したことをきっかけに、やっぱりドイツ語をちゃんと勉強したいと思うようになりました。しかし文法は一通り習ったのですが、「話す」ということが全くできませんでした。 これは僕が今回の留学で感じたことですが、言語を学ぶ際にとても重要なことは、それが大変でも、ドイツ語が難しくても、できるだけ多くの「話すチャンス」を逃さないことです。それはドイツ語を始めたばかりで聞き取ることすらおぼつかないとしてもです。特に日本人は間違えることを恐れてどうしても聞き役に徹してしまいがちなので、このことは強く意識する必要があると思います。 その点においてTREFF・PUNKTは常に少人数制の授業だったのでとても良かったです。生徒は常に授業へのモチベーションが高く、先生たちも一人ひとりをよく見ていてくれます。ドイツ語を話す機会も聞く機会もたくさんありました。 僕はドイツ語をどんどん学び、それと同時にドイツ人の考え方やドイツにおける様々なテーマについて、今のドイツが抱える問題なども学ぶことができました。しかしそれでも常に語彙力という問題はつきまといます。テーマが広がれば知りたい単語は絶え間なくでてきます。そして物事をより正確に表現するためにはそれに負けじと単語を学び続ける必要があります。 アレクサンドラ(校長)の提案で11月にTestDaFという試験に挑戦しました。僕は3人の生徒と共に3週間のTestDaF対策クラスに入り、グループ授業とマンツーマン授業を並行しながら必死に勉強しました。そして結果は・・・なんと合格!本当にびっくりしました。長いドイツ留学の締めくくりとして素晴らしすぎるほどの結果でした。 7. 今後は何をするのですか? まずは同じく留学中の彼女に会うためタイに旅行に行きます。だからもう12月28日にはドイツを発たなければいけないんです。それから日本に戻り、大学に復学します。あと1年ドイツ語の勉強と哲学系のゼミで研究をします。それと同時に夢である企画系の仕事を目指して就職活動もします。 その仕事のための力も長いドイツ、ヨーロッパでの滞在を通して身についたと思います。企画の仕事をするためには特に創造力が必要だし、新しいものを受け入れる力が必要です。僕はドイツにいて日本とヨーロッパの違いを知り、そうすることで自分の文化の特徴もより知ることができました。異なった文化や言語と出会うことで自分の文化的アイデンティティーもはっきりとしてきます。そして僕は今自分が活躍できる場はやっぱり日本だと感じています。 8. もし誰かがあなたと同じような語学コースを考えているとしたら、何かアドバイスはありますか? もし日本人であるならば、日本とドイツの違いについて前もって考えておくことが一番重要だと思います。そしてあまり謙虚になったり消極的になったりしないことを常に意識すると良いと思います。さらに自分が考えていることやしたいことを言うということをためらわないでほしいです。それは同時にノーと言う勇気でもあります。 できるだけ多くのことに参加し、多くの人と出会うこと、そしてドイツの文化に関心を持つこと。自分が今まで知らなかった世界、やったことのないことにもオープンになることを意識すれば、ドイツ語力のアップだけでなくドイツでの生活自体も実りの多いものになると思います。 最後に僕がバンベルクに決めた理由を3つ挙げておきます。
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![]() TREFF・PUNKTでの授業風景 |
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![]() 淳嗣とその友達(TREFF・PUNKTでの休憩時間の様子) |
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